ビジョン

東南アジアの子どもたちが、生まれた場所や環境に関係なく幸せになる社会を作る。

ミッション

子どもたちの生活を支援し、充分な衣食住環境、および教育機会を提供する。
雇用を創出し、貧困の根源を絶つ。

What's Sun And Dear ?

大学3年生の夏に、私はタイにある児童養護施設で住み込みのボランティアを行いました。 その施設はスラム街出身の子ども達が集まるキリスト教系の施設で、多くの子ども達がそこで一緒に暮らしていました。

彼らが施設に来た理由は様々です。両親に捨てられたり、貧困で子育てをする余裕がなく預けられたり、 中には母親が薬の密売人で、入国と同時にそれが発覚・逮捕され、一人だけ施設にやってきたような子もいました。

そんな背景を事前に聞き、また日本のメディアでよく紹介されている「スラム街の中で悲しみに涙する様子」の イメージがあったせいか、私はきっと施設の子どもは暗い子が多いのでは、という想像をしていました。

しかし、実際に出会った子どもたちは全く想像と違いました。 出会った子たちすべてが笑顔で、時には冗談を言い合い、時には甘えてきたり、時には喧嘩したり、 時には恋愛をしたりなどもする普通の子ども達でした。

そんな彼らと過ごすうちに、私はすっかり彼らの事が好きになっていました。

ただ同時に「スラム出身」という背景が、そんな彼に暗い影を落とす事もある事に気づきました。

ある男の子は盲腸にかかり、国営の病院に運ばれたのですが、スラム出身という事実だけで 手術の順番がどんどん後ろに回されたり、ある女の子は小学校でそのことでいじめられ、一人でぽつんと施設に いる姿を見かけたりするよう事があったのです。

その光景は私にとって強い違和感を覚えるものになりました。 こんな可愛い子どもたちが、背景だけで明らかに不当な扱いを受けている。 その事は、私の人生にも大きな影響を与えた出来事だったように思います。

当会の「Sun And Dear」という名前は、私がその施設で出会った 当時6歳のネパール人の女の子「サンディア」にちなんだものです。 前述した、母親が逮捕されてしまった女の子が彼女です。

彼らをとりまく社会問題のすべての原因は「貧困」にあります。 当会はそんな貧困問題を解決したいと立ち上げたNGO団体になります。

全ての子ども達が笑顔になれるような世の中を作るべく活動してまいります。 一人でも多くの方に関心やご協力をいただければ幸いです。

2015年4月21日 代表理事 和野佳祐

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